2010/05/02

究極の食事

 琉球温熱療法院に行ってからもう一年たちましたが、私たちはさらなる健康の向上のために、いくつかの検査をしました。

・遺伝子チェック(アレルギー遺伝子)
・便のアレルギーチェック(腸の炎症)
・血液のアレルギーチェック(食品に対するアレルギー反応を白血球から直接調べる)

 それぞれの結果は後で説明しますが、まず遺伝子検査(HLA-DQB1 遺伝子)で私はグルテンにアレルギーをもちやすい身体だとわかりました。つまりパンや麺類は食べないほうがいいという結果でした。ソフィアさんも同じということは、グルテンに対して抵抗性がない日本人は結構いることが推測できます。ですが戦後私たちは学校の給食でご飯の代わりにパンがだされるようになったり、小麦の食品を多くとるようになりました。このことも今の日本人の身体が狂ってしまった一因となっているのかもしれません。

 それから血液検査で、200 種類の食品に対するアレルギーを調べましたが、ちょっとショックな結果が出ました。その頃ローフード・ダイエット(野菜やナッツを生で食べる食事法)を好んでやっていたのですが、生の玉ネギやニンニクそしてヘーゼルナッツなどにアレルギーが出ていたのでした。この血液検査は白血球を直接調べることによって普段あまり気づけない遅発型アレルギーを調べるものですが、この結果で「ローフードには気をつけなくてはいけない」ということを思い知らされました。その後私の結論としては、普段から生で食べているレタスやキャベツは大丈夫で、生で食べない野菜やナッツ(私の場合は玉ネギやニンニク)は注意が必要であるということです。
(いつも生で食べていないものを生で食べると身体が慣れていないのでビックリしてしまい、遅延型アレルギー反応が生じる → 身体に倦怠感などの症状が生じる(約1週間後) → この状態を放っておくと、慢性疲労症候群やリュウマチ、糖尿病そしてガンなどが生じる可能性がある。) 

次に私たちの健康法をご紹介します。

[ 基本の健康法 ]
・農薬、化学肥料の野菜は食べない(有機農法か、できれば自然農法を選ぶ)
・精製された砂糖、塩はとらない(ふつうの白い砂糖や食卓塩のことです → 海の塩か岩塩に変える)
・精製された小麦などの炭水化物はとらない(普通の白い小麦、白米などです。)
乳製品はとらないヨーグルトチーズもダメ。牛乳は乳がんや前立腺癌の原因になることがわかっているが、あまり報道されていない;下に参考文献あり)
・肉はとらない(理由は肉の脂は腸によくないのと安全性が確認できないからです。魚は回遊魚の青身魚だけは大丈夫だと思いますが、それでも水銀を含みます。大型魚のツナはもちろんダメ)。魚介類をあまり勧めることができない理由は今の海がかなり汚れているからです。)
・揚げものはとらないポテトチップやマクロビでよく出るテンプラはとりません。)
(最近あまり報道されなくなってしまい、忘れているかもしれませんが、炭水化物を油で揚げると毒性のある「アクリルアミド」ができます。加えて、高温で酸化した油を摂取することになります。
アミノ酸調味料などの添加物が入ったものはとらない(アミノ酸調味料は「味の素」または「MSG」とも呼ばれる)[有機味噌や自然のタラコにも加えてあることがあるので注意。]

 この基本の健康法のポイントは「身体に悪い食品はとらないようにする」ということです。残念ながらこの健康法でさえ日本で実行するのは難しいと思います。ほとんどの食品に砂糖や精製された小麦、そしてアミノ酸調味料が入っていますので(しかも内容物の表記がいつもされているとは限らないのでさらに困る)。しかし、ここに書いてある食品を除くだけでも私の身体の老化はゆるくなりました。特に白髪やハゲになるスピードは遅くなるかほとんど止まりました。これだけでもスゴイことだと思います。誰も老化なんかしたくありませんから!

 さて今回の投稿のスゴイところはここからです。 二人で健康法を追求しているうちに、 老化をストップ(アンチエイジング)させるだけではなく、どうやら「若返りの方法」(リジュベネイティング法)も見つけてしまったのです。詳しいことは後で書きますが、ここではその食事法を箇条書きにします。

[ 若返り法 ]
・すべての食品を4日おきに食べる(玄米は大丈夫だと思いますが、私たちは「ソバ、ミレ、コーン」などをローテーションさせて毎日食べるのを避けています。)
・血液テストでアレルギーの出た食品は食べない(3~6ヶ月食べなければアレルギーは正常に戻り、食べられるようになるそうです。)
ローフードの率を75%くらいにする;火を通したものを25%( うちではローフード100% は身体が冷えて風邪の症状が出たりします。慣れてくれば率を上げられるかもしれませんが、今は悪影響が出ることがあるので100%は無理です。)
・なるべくホールフードで食べる(ジャガイモなどは皮ごと食べるということ;もちろん毒性のあるジャガイモの芽は除く。卵は白身と黄身を同時に食べる。自然のバランスをなるべく崩さない。)
・動物性タンパク質は卵からとる(鶏の卵、イクラ、タラコなど)
・オイルの利用を極力避ける。(オリーブオイルなど健康そうなオイルでさえ、しょせんは「精製品」です。オーリーブオイルはオリーブ本体からとればよいのです。ローフードをやっていれば、油も自然にとれます。)
・グルテンの入っているものはなるべくとらない(1週間に1度程度。全粒粉のパンや麺類)
・少食で良く噛むことを心がける(ローフードの率が上がると、食品に火を通していないので、胃腸に負担がかかります。よ〜く噛みましょう(液状になるまで)。私はサラダをボール一杯食べるのはたいへん時間がかかるので、スムージーにして飲んでます。)
・朝はフルーツだけ(「ナチュラル・ハイジーン」というダイエット法より。午前中は胃を休めるのと排泄の時間なので、消化に負担のかかる食べ物は避けるという考え方からきております。しかし私は朝に身体が冷えてフルーツを食べたくないときがあるので、その時はみそ汁をいただきます。)
・甘いものはなるべく避ける(うちは甘いものは大好きなので、ステビアや羅漢果そしてローのハチミツを料理やデザートで少量使います。ステビアが一番身体に優しい気がします。でもやっぱり食べすぎは老化します。)
・ヒマシ油湿布を週2回する(これはエドガー・ケーシーの健康法から。毒出しと免疫系の正常化)
ミネラルウォーター(Spring water)を1日に2リットル以上飲む体温より少し高い温度で(毒だしと免疫系の正常化。私はこれで花粉症の症状が消えました。)

 この食事法で、身体が軽くて調子よく、てっぺんのハゲが回復して、肌もツルツルしてきました。40 代から30 代に(?)若返りました。次は20代になりたいな~っと思っていますが、まわりの人がショックを起こすかもしれないので、考えちゅー(^^)

 「若返り法」で一番大切なポイントは「アレルギーを起こす食品を避ける」ということです。敏感な人はアレルギーを起こす食品が自然にわかるようですが、普通はわかりません(私もぜんぜんわかりませんでした)。そこでアレルギーテストを受けるといいのですが、まだ保険がきかないので高いです(2万〜5万円)。私が総理大臣ならこのテストを国民全体に無料で受けさせるでしょう。なぜならそれは最終的に医療費の大幅な削減になるからです。
(アレルギーを防ぐことができれば(症状に出ないアレルギーも含めて)、アレルギーを起因とする花粉症やリュウマチ、さらには糖尿病やガンまでも防ぐことが可能になるからです。しかも頭がすっきりして活力が出てくるので、仕事の能率が格段に上がります。創造性も向上するので、芸術家のかたにもいいです。)

簡単に書くつもりが長くなってしまいました。最後まで読んで下さりありがとう!

Seigo

P.S. あー、スッキリした。この記事を前からずっと書きたくて、今まで書けなかったんだよね。やっと5月になって時間ができました。でもこれ、英語にするのたいへんじゃん! なげーよ!

参考文献:「乳がんと牛乳──がん細胞はなぜ消えたのか」ジェイン・プラント博士 (著), 佐藤章夫 (翻訳), 径書房; 初版 (2008)
英名:”Your Life in Your Hands: Understanding, Preventing and Overcoming Breast Cancer” (Professor) Jane Plant, Ph.D., Virgin Books; 2nd edition (2003)

[2010年5月30日に訂正しました(Ver. 2010.5.30) ]

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